昨年の夏の甲子園で慶応義塾高校が見事優勝を飾りました。

『致知』という雑誌の9月号に慶応義塾高校野球部の森林監督のインタビュー記事が掲載さていました。

森林監督はインタビューの中で、優勝の背景の一つとして、約2年間、毎月欠かさずに続けてきた『致知』を活用した勉強会「木鶏会」の学びがあったことを述べられています。

3学年合わせて100名を超える大所帯で、部員同士のコミュニケーションに課題を感じていた監督は、試行錯誤を重ねた結果、「木鶏会」の導入を決断されたそうです。

森林監督も述べられていますが、厳しい試合を最後に決めるのは技術や体力以上に、心の強さだと思います。

勝負の世界では下馬評を覆して、前評判の低かったチームが勝つことがありますが、こういう現象が起きるの要因は、心の強さの差ではないかと感じます。

「木鶏会」は会社の経営に取り入れて、会社を成長させていくために導入されることが多いのですが、最近では、大学や高校の部活動に取り入れて、成果を出しているケースも増えているようです。

*「木鶏会」とは、『致知』をテキストに、人間学を学ぶ勉強会のことです。