12月25日から29日まで、湯治を兼ねて、万座温泉でワーケーションをしてきました。

万座温泉は、テレビ番組の温泉ランキングで硫黄の含有量が日本で一番多い温泉として紹介されたこともある、私のお気に入りの温泉です。

今回、お世話になったのは万座温泉の老舗旅館の日進館さんです。

ワーケーション

2日目の朝から5日目のチェックアウトまでの時間を、食事と就寝の時間を除いて、仕事と気晴らしの温泉入浴で過ごしました。

日常を離れ、環境を変えることができるワーケーションは、集中して作業を行ったり何かアイデアをまとめたりする時には、仕事がはかどり有効な手段だと思います。

ただ、和室だったので、仕事中は畳に座布団を敷いてテーブル上のパソコンに向かうという慣れない姿勢での作業が続いたこともあり、お尻のあたりが2時間ほどで痛くなり、その都度気分転換を兼ねて温泉に入る必要に迫られたことは想定外でした。

万座温泉

万座温泉は、晴天率が高く、硫黄泉のにごり湯を楽しむことができます。

また、夜には都会では眺めることができないような星空を眺めながら温泉に入ることもできます。

今年の2月に来た時には万座温泉スキー場でスキーを楽しみましたが、今回は残念ながら雪不足でスキーを楽しむことはできませんでした。

晴天率が高いことが逆に雪不足をもたらしているようです。

日進館の温泉成分等

日進館さんの温泉成分等分析書には以下のように記載されています。

源泉名ラジウム北光泉、鉄湯1号、苦湯3号、姥湯 混合泉
泉質酸性・含硫黄ーマグネシウム・ナトリウム 硫酸塩泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)
温泉69.2℃
蒸発残留物1.094g/kg
加水源泉温度が高いため湧水を加えています。姥湯のみ加水していません。
加温加温していません。
循環・ろ過循環・ろ禍装置は使用していません。
入浴剤入浴剤は入れていません。
消毒処理塩素系薬剤は使用していません。

源泉の温度が高いため湧水を加えていますが、循環・ろ過をせず、入浴剤や塩素系薬剤を使用していない源泉かけ流しの温泉です。

世界三大長寿地帯との類似

日進館さんのロビーの壁に、万座温泉の自然環境は世界三大長寿地帯と類似していることがPRされています。

万座温泉は標高1,800mの那須火山帯、白根火山(2,171m)のふもととに位置しており、世界三大長寿地帯の自然環境と類似していて、昔より自然治癒力、生命力、新陳代謝の回復・増進に寄与してきたこと、その秘密は天然温泉、標高、水、空気、オゾン、紫外線、気温、湿度にあり、がん、膠原病、糖尿病、心臓病、胃腸病、神経痛、リュウマチ、肝臓疾患、アトピー性皮膚炎脳病、婦人病、貧血、便秘、関節炎、腰痛、肩こりなどが癒されているお客様がたくさんいることが記載されています。

元首相の福田赳夫氏の手記

日進館のフロントの横には、元首相の福田赳夫氏の手記が写真とともに掲示されています。

私は学生時代胃病で悩んだ時期があったのだが、このとき万座温泉の効能をきき苦湯入湯の経験がある

とにかくよく効くありがたいお湯であった

わが郷里の誇りである万座薬師如来の霊湯が永久に病の人は勿論、一般の健康人のためにも霊効を垂れたまうことはありがたいことである

福田赳夫

学生時代日進館にて苦湯の入湯を思う

万座温泉日進館の福田赳夫元首相の手記より