子どもの小学校受験を考えたのがなぜなのか、今となってはあまりよく覚えていませんが、当時の流行というか時代の雰囲気というか、なんとなくそれが当たり前のような気分になり、幼稚園の年長になった頃には小学校受験のための塾に通わせていました。

そして、いくつかの私立と国立の小学校を受験させて、運よく国立の小学校に入学することになりました。

運よくと書いたの子どもが合格した国立小学校の試験は、最初に抽選が行われ、その後に学力検査が行われ、最後にまた抽選が行われるという制度になっているからです。

したがって、学力検査に合格した後に行われた抽選で落選したご家庭は、落胆が大きかったと思います。

わが子は幸いにも合格しましたが、最大のポイントはくじ運の強さだったと思います(笑)。

試験に合格したときには、私立ではなく国立に入学してくれるなんて、なんて親孝行な子だと思いましたが、国立小学校の実態を知るにつれ、意外とお金がかかることがわかりました。

まず、小学校に入学したらそのまま高校までエスカレータ方式で進学できるのかと思っていたら、中学校に進学する際と高校に進学する際に、それぞれ選抜が行われ、8割しか内部進学できないことがわかりました。

高校に進学する際の選抜では、中学校から受験して入学した子も含めて選抜が行われますが、中学受験組の子は優秀ですので、結果的にはほとんど小学校受験組の子が締め出されることとなります。

このような状況から、小学校の高学年になると多くの子は内部進学のための塾に通い始めます。

そして、内部進学の塾は一般の塾よりも費用が高めとなっています。

私立に通わせるのと同じくらいの費用が掛かったのではないでしょうか。

中学校から高校に進学する際も同様でした。

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